学術活動

2026.08.11

【症例紹介】出っ歯と歯周病を、矯正治療と歯周再生治療の融合で改善した一例


東京日本橋AQUA歯科・矯正歯科 包括CLINICです。今回は、出っ歯(上顎前突)と歯周病のお悩みを併せ持っていた患者様の症例をご紹介します。


【症例写真:治療前】


【症例写真:治療後】


来院までの経緯

出っ歯のお悩みで矯正相談にいらっしゃる患者様の中には、実は歯周病も併発しているケースが少なくありません。今回ご紹介する30歳の患者様も、口元の突出感を改善したいというご希望に加えて、歯茎の状態についても不安を抱えていらっしゃいました。

一般的な矯正歯科クリニックでは、歯周病の治療は範囲外とされることも多く、他院で「まずは歯周病を治してから」と矯正治療を先送りにされた経験を持つ患者様も少なくありません。当院では、矯正治療と歯周病治療を同じ医院内で一体的に進められることが大きな特徴です。

出っ歯・歯周病とはどのような状態か

出っ歯(上顎前突)は、上の前歯や上顎そのものが前方に突き出している状態を指し、口元の突出感や、口を閉じにくいといった見た目・機能面の悩みにつながります。また、前歯が突出していると口を閉じにくく、口呼吸になりやすいことから、歯茎や粘膜が乾燥しやすくなり、歯周病のリスクが高まる場合もあります。

歯周病は歯を支える骨や歯茎に炎症が起こる疾患で、進行すると歯がぐらついたり、最終的には歯を失う原因にもなります。出っ歯の改善と歯周病のコントロールは、いずれも口腔内全体の長期的な健康のために欠かせない要素です。

当院の考え方:出っ歯の改善は「歯周病のコントロール」から

当院では、歯周病が進行している状態のまま矯正治療を進めることは、症状を悪化させるリスクがあると考えています。そのため、精密検査の段階で歯周組織の状態を把握し、必要に応じて歯周治療・歯周再生治療を組み合わせながら、矯正治療の計画を立てています。

「歯並びを治したいけれど歯周病もある」という患者様にとって、複数の医院を掛け持ちすることなく、一つのクリニックで包括的に治療を受けられることは、通院の負担軽減にもつながります。

今回の治療内容

今回の患者様には、精密検査の結果をもとに、上顎左右4番、下顎1番を抜歯したうえで、マルチブラケット装置による矯正治療を行う方針としました。あわせて、歯周組織の状態を踏まえ、上下顎に歯周再生治療を組み合わせた治療計画をご提案しています。

出っ歯の改善には、前歯を後方に移動させるための十分なスペース確保が必要となるため、抜歯を伴う治療計画としました。歯周組織の回復状況を確認しながら矯正治療を並行して進め、2年6ヶ月の治療期間で計画的に治療を行いました。

症例概要

項目内容
初診時年齢30歳
主訴出っ歯・歯周病の改善
抜歯/非抜歯上顎左右4番抜歯、下顎1番抜歯
治療内容/装置マルチブラケット装置による矯正治療、上下顎歯周再生治療
治療期間2年6ヶ月
費用100万円(※最新の料金表をご確認ください)
治療のリスク及び副作用装置装着による歯みがきのしづらさに伴うむし歯・歯周病リスクの増加/歯の移動に伴う歯根吸収や歯肉退縮の可能性

治療を終えて

出っ歯の改善と歯周病のコントロールを同時に行うことで、見た目の変化だけでなく、口腔内全体の健康状態の底上げにもつながります。歯周病を理由に矯正治療を諦めていた患者様にとって、一体的な治療体制は治療選択の幅を広げる大きなポイントとなります。

矯正相談のご案内

出っ歯のお悩みに加え、歯茎の状態や歯周病が気になっている方は、ぜひ一度、当院の矯正相談にお越しください。矯正歯科と歯周病治療の両方の専門的な視点から、現状とこれからの治療方針についてご説明いたします。


東京日本橋AQUA歯科・矯正歯科 包括CLINIC
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