知覚過敏とは、むし歯や神経の炎症など明らかな病変がないにもかかわらず、冷たい、熱い、甘い、酸っぱいもの、またはブラッシングや風などの刺激によって、一時的な鋭い痛みが歯に走る症状を指します。
歯茎を傷つけないソフトなブラッシングを習慣づけることが大切です。
しみる原因部位をやさしく、精密に清掃します。歯を傷つけません。
専用材料で物理的に封鎖。高い即効性と持続力を実現します。
カルシウム・フッ素を浸透させ、歯質を強化
歯がしみる「知覚過敏」は、歯の内側にある象牙質がむき出しになり、刺激が神経まで届くことで起こります。今回の研究では、この象牙質にフッ素をしっかり浸透させる方法を調べました。
フッ素入りの液体(2%NaF溶液)を歯にあて、微弱な電流を流す「イオン導入法」を使用
導入時間を1分・3分・5分・10分で比較
その後、歯の中に取り込まれたフッ素量と、痛みの変化を測定
歯がしみる「知覚過敏」は、歯の内側にある象牙質がむき出しになり、刺激が神経まで届くことで起こります。今回の研究では、この象牙質にフッ素をしっかり浸透させる方法を調べました。
治療前より3分後、さらに10分後では、痛みが有意に減っていました。
特に10分間のイオン導入のあとに「MIペースト(歯を守るミネラルペースト)」を塗ると、一番効果が高かった。
この結果から、知覚過敏の改善には「10分間のフッ素イオン導入」+「MIペースト仕上げ」が最も効果的であることが示されました。当院では、知覚過敏でお悩みの患者様には、メンテナンスとしてご提案をしております。
処置は痛みを伴わず、安全で即時的な効果が期待できます。
しみる症状でお悩みの方は、ぜひご相談ください。
綿引 淳一ほか「象牙質知覚過敏症におけるフッ素イオン導入法の最適条件と根面被覆術への応用性の検証」、日本臨床歯科学会雑誌 第10巻第1号(2024年7月1日) pp. 60–67、DOI: https://doi.org/10.60344/jpnjclindent.10.1_60
Junichi Watabiki et al., “Optimal Conditions for Fluoride Iontophoresis in Dentin Hypersensitivity and Its Application to Root Coverage Procedures,” Japanese Journal of Clinical Dentistry, Vol. 10, No. 1 (2024), p. 60–67. DOI: https://doi.org/10.60344/jpnjclindent.10.1_60
再発を防ぐ根本対策「Opro+矯正治療」
知覚過敏の原因が歯肉退縮や咬み合わせの場合があります。その場合、再発を防ぐ根本的な治療法としてO-PRO法と矯正治療があります。
※O―PRO法とは
O-PRO法は、歯ぐきが下がってしまった方のための新しい治療法です。この方法は、綿引院長が開発した最先端の技術で、歯ぐき(軟らかい組織)と骨(かたい組織)を同時に回復できる、とても画期的な治療です。
これまでの治療では難しかった「歯ぐき」と「骨」の両方の再生が可能になり、より自然で理想的な状態に近づけることができます。
「しみる」「見た目が気になる」といったお悩みに対し、体にやさしく、しっかりと改善が期待できる治療法です。
当院では、アクアケア・イオン導入・O-PRO法をはじめとする最新の技術で、知覚過敏に対する最適な治療を提供しています。
知覚過敏がなかなか改善したい方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
知覚過敏について悩まれている方は、まずはお気軽にご相談から
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