学術活動

2020.03.24

新型コロナウイルス拡大における当院の感染対策に関して


新型コロナウイルス(COVID-19)
感染拡大における当院の感染対策に関して

 平素よりAQUA日本橋DENTAL CLINIC にご来院いただき誠にありがとうございます。
 
当院では、厚生労働省、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、国内外の最新の論文や学会より最新のコロナ関連情報を収集しております。
 
*4月30日 日本歯科医師会より「本日まで歯科治療を通じて患者が新型コロナウイルスに感染した例は1件もない。」との発表がありました。この事から、歯科医院が際立って感染症に罹患するリスクが高いと報じた海外の情報は誤っていた可能性があります。
しかし、日本ではPCR検査数の少なさから、正確な患者数が把握できてない可能性もあります。
つまり、我々歯科医療従事者は今後も油断することなく、国内外の信頼出来る論文を精査して万全の感染対策をして行っていく必要はあると考えております。

 
今注目の最新記事 “新型コロナウイルス問題 歯科治療の通院を続けても大丈夫?orキャンセル?”

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当院の特徴はこちらになります。(初めての方はご覧頂ければ幸いです。)

https://www.teeth-alignment.jp/concept.html


《 当院からのお願い 》

 

コロナ院内感染を防ぐため、患者様には以下の対応を徹底してお願い申し上げます。

▼ 新型コロナウイルス感染症が疑われる方 5月9日 更新

次の症状がある方は一旦治療をキャンセルいただき、各都道府県の『東京都 新型コロナウイルス感染症電話相談窓口』にご相談ください。
 

    • 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある
    • 高齢者や基礎疾患がある人で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪症状がある
    •  比較的軽い風邪が続く(4日以上・高齢者はすぐに)場合
    •  その他、味覚・嗅覚障害などご不安な方

 

▼ 上記以外の方(通常の方)月2日更新

現在、当院では徹底した感染管理・十分な空間を確保した安全な診療体制を整えました。
そこで、現在以下のような診療体制で診療を行なっております。
 

1)1日の来院患者数の制限(感染予防のため)
2)ご予約のない方・マスク着用が出来ない方・感染症状がある方の入室規制
3)分散来院をお願いしております。
4)御来院の際には、感染管理に十分に配慮(マスク・人混みは避けるなど)下さい
5)一部診療の自粛(必ず担当医とご相談ください)

 
*必要な患者様へ予約の延期等のご連絡を適宜させて頂いております。
 
現在、混雑を避けるため、来院人数の分散をお願いしております。
患者様には大変ご不自由・ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

 

また、当院の特徴はこちらになります。(初めての方はご覧頂ければ幸いです。)

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来院前に出来るだけ、当院HPの“最新のお知らせ”等をご確認頂ければ幸いです。

《 来院される全ての方へ 感染症対策のお願い》

 

当院へご来院される方は、以下内容へのご協力をお願いいたします

◇手指消毒にご協力ください


クリニック入り口前に手指用の消毒液をご用意しております。

ご来院の際は、入室前に必ず手指消毒いただきますようお願い申し上げます。

◇必ずマスク着用してください



ご来院の際はマスクの着用をお願いいたします。特に、最も感染リスクが高いであろう待合室におきましてはマスクを着用してお待ちいただきますようお願い申し上げます。

◇診療室入室前に当院スタッフが全ての患者様の手指を消毒させて頂きます



当院では、待合室と診療室を清潔レベルを変えて管理しております。
院内感染防止のため、診察室へ向かう前にスタッフより手指用アルコール消毒の噴霧をさせていただきます。

ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。

また、治療前に1%過酸化水素水を用いた口腔内消毒もお願いしております。

※歯科治療前に過酸化水素水を用いたうがいを行うことは、コロナウイルスを抑制する効果が期待できるとADA(アメリカ歯科医師会)で推奨されております。

◇スタッフの医療用ゴーグルおよびN95マスク着用と帽子 着用



患者様の安全を守るためには、スタッフの感染リスクに対する配慮も万全にしておく必要があります。
そのため当院の医師、スタッフにおきましても感染予防を行なっております。
医療用ゴーグル、マスク、帽子を着用しての対応をさせていただいております。

また、患者様におかれましても、お口の中を見せて頂く以外は、マスクの着用をお願い致します。

(感染経路として目からの感染も報告されております。)

口元を見せず大切なお話をさせて頂くのは大変不本意ではございますが、感染予防を第一優先とさせて頂いておりますので、ご容赦いただけますと幸いです。

◇咳エチケットへのご協力をお願いします



治療中はもちろん、お口を開けて治療を受けて頂きます。

医師、スタッフはマスクを着用し、診療室間には十分な距離を確保しておりますが、万が一咳き込んでしまう場合はティッシュやハンカチ、上着の内側や袖で口元や鼻元を覆う「咳エチケット」にご協力ください。

厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

 

◇タバコと新型コロナウイルスについて

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症リスクと喫煙(タバコ)に関して、現在(2020年3月25日現在)大きく注目されております。

WHOのQ&Aページでも、新型コロナウイルスを防ぐために控えることのひとつとして喫煙を挙げています。
喫煙に関しては、以前から当院でも口腔癌、歯周病等の予防や治療、インプラント治療、矯正治療に悪影響を与える因子として着目し禁煙指導を強く推進して参りました。喫煙は、ご自身の健康を害するだけでなく、家族などの身近な方への健康リスクを高めます。

引き続きご理解ご協力のほど何卒よろしくお願い致します。


《当院の院内感染予防の取り組み》

* 感染対策においても妥協はしません!!*

当院では、医療従事者として妥協しない・制約を受けない保険外診療を中心に診療を行っております。そのスタイルは、他の多くの医療従事者(医師、歯科医師、看護師など)からも支持を頂き、非常に多くの医師が通院しております。また、他の医療機関からのご紹介も多く頂いております。

虫歯、歯周病、根尖病巣(根の病気)など歯科の病気は、そのほとんどが感染症です。また、口腔内は体の中で最も細菌が多く感染症が起こりやすい場所でもあります。つまり、当院が行なっている高度先端歯科治療(精密根管治療・精密歯周治療・歯周再生手術・低侵襲セラミック接着修復・インプラント治療・包括的矯正治療など)においても、クリニックの根幹を支える普段の感染症対策が確実でないと最良の治療結果は期待できないと考えております。 

そのため、当院は日々の医療技術の向上からコロナ対策はもちろん通常の感染管理などの細部まで定期的なスタッフ教育・医療機器の導入まで努力を惜しみません。

当院は、自由診療を中心としたクリニックです。詳しくは、当院の特徴をご参照ください。*

▼クラスB規格の 高性能滅菌器の導入



国内で一般的に用いられている”クラスN滅菌器”では、器具の種類によっては滅菌が不十分な可能性があります。
そこで、当院では高性能滅菌器である”クラスB滅菌器”を使用しております。

クラスB滅菌器は、当院の最先端の精密な歯科治療において常に最良の治療結果を出す為には、必須であると考えております。

*「クラスB滅菌器」とは世界で最も厳格とされる欧州の歯科医院の滅菌基準を満たした滅菌器で、バキュームと加圧を組み合わせることで確実な滅菌ができます。しかし、国内では使用が義務付けられておりません。また、通常の”クラスN滅菌器” に比べてコストが5倍〜10倍かかるので日本ではあまり普及しておりません。

▼全自動医療用洗浄機(熱水洗浄・消毒器)ミーレジェットウォッシャーの導入



  どんな高性能の滅菌器を用いても、滅菌前に確実な器具の洗浄が行われてないと滅菌効果が低下します。 そこで、当院では、医療器具専用洗浄機ドイツ製(ミーレ)ミーレジェットウォッシャーによる確実な全自動熱水洗浄・消毒システムを採用しております。当然コロナウイルスよりも強い感染症に対しても有効な基準です。

ミーレジェットウォッシャーとは?

”ミーレジェットウォッシャーとクラスB滅菌を組み合わせた滅菌方法”は、理想の洗浄・滅菌方法として国際的に推奨されております。  さらに、ミーレジェットウォッシャーは消毒・滅菌の世界基準である「ISO15883」に規定された「93度+5分間」という条件をクリアした、歯科治療で使用した器具の洗浄・すすぎ・消毒・乾燥を自動的に行う熱水消毒器です。ミーレジェットウォッシャーは新型コロナウイルスはもちろん、さらに強いB型肝炎ウイルスなど耐熱性病原体も不活性化するAo値3000の基準で熱水消毒が行われます。

https://www.media-inc.co.jp/icbu/product/washer/miele.html

 

▼ハンドピース専用の自動洗浄・高性能滅菌器の導入

昨今、ハンドピース(歯を削るための医療機器)に対する滅菌管理が注目されております。

ハンドピースは、特殊な複雑な構造であるために、通常の滅菌機では滅菌操作が完全ではない可能性が指摘されております。当然、コロナ対策においても必須です。

そこで、当院では、以下の現在考えうる最善の管理体制を整備しました。

)ハンドピース専用のクラスS滅菌器 

国内のハンドピースメーカー(ナカニシ社)製のハンドピース滅菌専用の滅菌器を導入し、患者様毎の確実な滅菌操作を行っております。

2)ハンドピース用の自動洗浄・注油システムの導入 



ハンドピースの滅菌操作を確実に行う為には、自動洗浄・注油システムが有効です。スタッフがスプレー缶を用いて洗浄をおこう一般的な方法の場合には院内感染を引き起こすリスクがあります。コロナウイルスをはじめとするウイルスを空気中に撒き散らす可能性があり患者様もスタッフも危険にさらされると我々は考えております。
当院では、滅菌操作を行うために、国内基準より厳格な国際基準をハンドピース滅菌においても採用しております。

参考資料:NSK(ナカニシ iClave Mini)滅菌ハンドブック「ハンドピースを安全に使用するために」より

▼感染症対策に強いハンドピースを患者様毎に使用

一般的に歯科医院では、圧縮空気を利用した切削器具(エアータービン)をしております。
しかしながらエアータービンは、感染症対策に長けておらず、切削時に患者さんが痛みを感じやすい、削りすぎる等の欠点がありました。
そこで近年、5倍速コントラエンジンの使用が注目されるようになりました。

当院では数年前より、エアータービンから5倍速コントラエンジンへの完全移行を行いました。

▼処置の内容に応じた感染防御レベルでの対応

現在、新型コロナウイルスの蔓延の影響で全国的に歯科医療物資の不足が深刻ですが、当院ではコロナウイルスの特性を考慮した感染防御レベルを設定しております。医療物資が限られる中、患者様の症状の緊急性や患者様がお持ちのリスクを考慮した上で、必要に応じて上記のような防護服を着て対応しております。

*喫煙される方、糖尿病と診断されている方、その他ハイリスクな持病をお持ちの方の医療処置は、4月7日以降当面自粛させていただいております。(痛みなどの強い症状がある方は大学病院をご紹介しております。治療の最終判断は大学病院の判断となりますので、あらかじめご了承ください。)

歯科医療は、キチンとした染管理を行なっていれば患者様が感染する可能性は極めて軽微です。しかしながら、術者はそうではありません。術者が感染すると歯科医療崩壊の危機を迎えます。

我々同様、全国の多くの歯科医院も必死でコロナ、物資不足、経営危機などに起因する歯科医療崩壊危機を食い止めようと体を張って闘っております。ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いします。

 

▼ ラバーダム(ゴムシート)を用いた治療 

ラバーダムは治療の確実性を向上させるだけでなく、新型コロナ対策や感染症対策においても効果的であるとADA(アメリカ歯科医師会)がアナウンスしております。
(処置の内容によって使用できない場合もございます。あらかじめご了承ください。)

▼ 使用する器具も滅菌パックにて管理

当たり前のことですが、医療用グローブ、コップ、エプロン等の滅菌が難しいものについては使い捨て(ディスポーザブル)製品を使用しています。根管治療に用いるファイルや虫歯治療に用いるバーなどあらゆる器具・機材は患者様毎に完全滅菌して使用しております。さらに、引き出しやワゴンの中までオゾンガスを用いて消毒します。
また、当院では、処置内容によって3つのエリアに分かれております。感染管理を徹底して行うために、器具もエリアごとに管理しております。

▼ 消毒用アルコールおよび加速化過酸化水素水(AHP)による院内消毒の徹底

普段より診療後の診察台、チェア、操作パネル等をアルコール消毒・AHPを実行しております。

さらに追加事項として、ドアノブや取っ手、待合室ソファのアルコール消毒・AHPも行なっております。

※AHPとは、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)から最高レベルの効果を認められた消毒剤です。新型コロナウイルスは勿論、歯科医療に関する様々なウイルス、細菌などに対して非常に強力に除菌が期待されます。しかも、従来の除菌薬に比べて人体に対する毒性は極めて少ない事でも優れております。
当院では、数年から注目しており採用しております。

▼ 院内の消毒・空気清浄・湿度管理の徹底 口腔外バキュームの使用 

院内では、空気調和器によるセントラルコントロールによって、コロナ・インフルエンザ等のウイルスの活性が抑制されるよう湿度管理(50%以上)されております。
さらに、新鮮な空気が室内に取り入れられるような換気管理が常に行われております。

歯科医院においては、口腔外バキュームが感染対策に有効であると報告されております。しかし、口腔内・外バキュームのフィルターや機械室にウイルスが集積するリスクを考えられます。そこで、当院では口腔外バキュームの他に以下の4つの方法で広い診療室内にくまなくエアゾール感染対策を施しております。

当院のエアゾール 対策

1)口腔内および外バキュームの使用

2)N95と同等のHEPAフィルターと紫外線を用いた空気清浄機(合計9台)を稼働

3)診療室の出入り口に次亜塩素水を用いた加湿消毒を設定

4)高濃度オゾンガスを用いた空間消毒(診療終了後)

  口腔内・外バキュームのフィルター、バキューム排気ガスが集まる機械室、エアコン内部、空気清浄機内部の消毒

▼高濃度オゾンガスによるクリーンルームレベルの空間消毒

 カーテンや壁などは、消毒が困難です。そこで、上記の感染対策に加えて診療終了後に高濃度オゾンガスによる空間全体の消毒を行なっております。これによって、クリニックの床から天井までの全てが消毒可能となります。

*高濃度オゾンガスを用いた空間消毒:病院の無菌室や手術室・クリーンルームに採用されている空間消毒方法です。細菌からウイルスまで不活化します。現在、新型コロナウイルスに対する有効性も期待される事から検証が進められておりますが、実際の現場では新型コロナ感染症が発症した施設の消毒の消毒として多くの実績があります。

▼スタッフの交代制と体調管理の徹底 

 診療室内の人口密度をより一層低下させるため、また万が一のリスクを考慮し、対応スタッフ人数を調整しております。また、現在全スタッフは、非常に緊張感を持って日々業務にあたっております。長期戦を考え、スタッフの体調管理を一層徹底させるために交代制で勤務を行うことと致しました。

▼密閉・密集・密接を防ぐ広い待合室 

 人と人の距離の確保と人口密度の低い広い空間の確保が新型コロナウイルス対策には重要です。
当院では、設計段階から感染症対策を考慮しております。待合室は、2つに分け十分な広さを確保しおります。また、全室個室タイプの診療室を採用し、さらに3つの診療エリア(一般処置・外科・矯正・メンテ・検査などの用途に応じて使い分けしてます)に分けて使用することで感染管理を確実に行えるように最大限配慮しております。

▼ 靴の底の消毒の徹底

 最近、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が新型コロナウイルスの感染経路に靴底が危険であるとの報告をしております。そこで、当院では診療室の入り口に消毒マットを設置しました。(4月28日)

消毒後は、足元が滑りやすいので十分にご注意下さい。

 

また、当院の特徴はこちらになります。(初めての方はご覧頂ければ幸いです。)

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 当院では、最新の歯科医療の提供を陰で支える最新鋭機の滅菌体制を積極的に導入しております。

今後も、患者様とそのご家族、クリニックスタッフの安全を第一優先した歯科医療の提供を行って参ります。
ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願いいたします。

▼最後に・・

連日新型コロナウイルスに関するニュースが続き、心身ともにお疲れではないでしょうか?
おかげさまで当院のスタッフは、感染管理と自身の体調管理に細心の注意を払いながら、今日も新型コロナウイルスと戦いながら患者様のお口の健康を守っております。

みなさまには、十分な睡眠やバランスの良い食事、そして食後の歯ブラシ・フロスを忘れず!!過ごしていただければ幸いです。
お体には十分にお気をつけてお過ごしくださいね。

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今注目の記事 

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4月24日 最新記事 

”歯の病気は感染だらけ? コロナ対策から学ぶ再感染リスクの少ない歯科治療とは?” こちらをクリック 

マスコミ関係者の方へ
取材申し込みのご希望の場合にはこちらにお問い合わせください。
https://teeth-alignment.jp/contact.html

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全面協力

AQUA日本橋DENTAL CLINIC  感染症対策プロジェクトチーム
歯科衛生士 矢田(チーフ)吉岡 藤分

IOS  “Save The Japanese Dentistry”  プロジェクトメンバー
綿引(代表)田治米・榊原(副代表)行田、内藤、小野、高山、笹生、鬼塚、平沼、松田、鈴木

IOS(包括的矯正歯科研究会)
ホームページ:https://www.ios-public.com/
ブログ:https://www.ios-public.com/blog
Facebook:https://www.facebook.com/IOS.Public
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【参考】

REVIEW ARTICLE  Transmission routes of 2019-nCoV and controls
in dental practice    International Journal of Oral Science (2020)12:9