学術活動

2024.09.05

矯正中の食事とは


矯正中の食事とは

矯正治療中の時の食事はどのようなものが良いか迷っていませんか。

適している食材、避けた方が良い食材を知っていますか。

今回は矯正中の食事について改めてお伝えしていきます。

矯正中のお口の中にはブラケットやワイヤーまたはマウスピースなど様々な器具が入っています。

そこで、1)固い食べ物2)粘りのある食べ物3)挟まりやすい食べ物などは避けたいものです。

それぞれ具体的に挙げていきます。

1)固い食べ物

  矯正器具を壊したり外したりするような固い食べ物は避けた方がいいでしょう。

  餅やリンゴ(固い果物)、せんべいなどが挙げられます。

2)粘りがある食べ物

  ワイヤー装置やブラケット装置がついている場合は特に絡みつきやすく、歯磨きが難しくなります。

  餅やキャラメル、グミなどが挙げられます。

3)挟まりやすい食べ物

  2)と同様、ワイヤー装置がついている場合は挟まりやすくなります。

  ラーメンなどの細い麺、えのきやゴボウなどの繊維のある野菜です。

  これ以外にもワインやコーヒーなどは矯正器具によっては着色しやすくなるので注意です。

  色の濃い食べ物(カレーやキムチ)も同様です。

反対に矯正中に適した食材をお伝えします。

1)おかゆ・リゾットやうどん

  おかゆ・リゾット、うどんも味を変えたりトッピングを加えたりするとバリエーションが増えま

  す。煮込みうどんにすると野菜も肉も柔らかくなりおすすめです。

2)卵料理・豆腐料理

  スクランブルエッグ、オムレツ、茶わん蒸し。またひき肉料理は柔らかく痛みがある時でも食べられます。

3)野菜・フルーツ類

  煮物、ゼリー、スムージーなどがおすすめです。特に野菜と一緒に魚も煮込むとたんぱく質も取れ

  て矯正中におすすめです。フルーツではバナナやキウイなど柔らかいものを選ぶと食べやすいで

  す。ヨーグルトやゼリーに混ぜるとより食べやすなります。

  また、固い野菜なども細かく切ることで食べやすなります。一口大の大きさに切って少量ずつ食べ

  ていくといいでしょう。

矯正時の清掃方法は?

気つけて食事をしてもやはり口の中には食べかすが残ってしまう事でしょう。

特に磨きにくいブラケットの矯正時の清掃方法についてお伝えします。

この時、磨き残しが多くなる場所は3つあります。

1)ブラケットの周り2)歯と歯の間3)歯と歯茎の間です。

いつも使っている歯ブラシのほかに矯正用の歯ブラシやワンタフトブラシを使うとより清掃性があがります。歯ブラシではブラシを45度の角度で歯と矯正装置にあて優しく小刻みに動かして磨きます。上部と下部両方にブラシをあて磨いていきます。

歯の裏側も歯ブラシのかかとを使って磨いていきます。

ワンタフトブラシは毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシです。一般的に歯ブラシでは毛先が届きにくいところを磨くことに適しており、歯ブラシ後のタフトブラシでの清掃を追加することで、歯と歯の間や歯と歯茎の間の歯垢を効率よく除去することができます。ブラシを歯に対して45度の角度であて、軽い力で小刻みに動かします。強い力は必要ありません。またワンタフトブラシはマウスピース矯正など、矯正中の歯がガタガタして重なっている部分などにも使用に適しておりすごく役立ちます!

矯正中だと、歯の痛みや違和感によって食事がおっくうになってしまう場面が多くなります。

しかし、上記で挙げたように工夫次第で矯正中でも矯正器具に負担をかけず楽しく食事を楽しむことができます!