学術活動

2023.03.23

勉強会 -レポート- 2


こんにちは。

今月の勉強会は、実際に行なっている治療の進行状況やコミュニケーション方法、補綴設計に関して技工士さんとの情報共有などを行いました。

当院では、1人の患者様に対して複数人の歯科医師、歯科衛生士が担当していることもあり、一人一人がしっかりと治療計画を把握しなければなりません。その為、治療計画についての知識の統一や円滑にすすめられるよう意見を出し合って取り組んでいます。
定期的にクリニック全体で共有することで、一つ一つの治療の意味合いや手順に関しての知識を深められるのでスタッフ間での統一を図っています。


例えば、フッ素に関する考え方の一例でお伝えします。

フッ素はインプラントのチタンを腐食すると考えられていましたが、その効果が認められないと学術的にいわれるようになりました。その為、以前はインプラント用の低量フッ素を勧めていましたが、現在はインプラントをしている方にも虫歯予防の高いフッ素配合のジェルコートを当院では強く推奨しています。しかし、フッ素の浸透率が高いイオン導入の場合は、インプラント部位には浸透しないよう保護をして行っています。

また、重度な歯周病の患者様には、歯間ブラシ+ジェルコートをホームケアではおすすめしています。歯間ブラシとフロスは効能が異なりますので併用をおすすめしています。

このように当院の治療は全て学術的視点と臨床的視点からアプローチして取り組んでいます。

何かご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフへお声がけください。

また次回の勉強会レポートもどうぞお楽しみに。